マイボウラーが1人で2レーン使ってるところを見たことがあるのではないでしょうか。
ボウリングには、1レーンだけ使う方式と2レーンを交互に使う方式があります。
それぞれ、以下のように呼ばれています。
- ヨーロピアン(1レーン)
- アメリカン(2レーン)
この記事では、アメリカン形式について実際の試合を見ながら分かりやすく解説しています。
ボウリング場で困らないために、ぜひ参考にしてください。
1レーンと1ボックスの意味
ボウリングのレーンは、2レーンで1組になっており、合わせてBOX(ボックス)といいます。
1BOX = 2レーン
ということです。
お隣さんと共通のボールリターン(ボールが帰ってくるやつ)を使ったことがある人も多いでしょう。
ただし、隣同士のレーンならBOXという訳ではなく、
[1 ボール置き場 2]
[3 ボール置き場 4]
のように組み合わせが決まっています。
ヨーロピアン方式[一般的]
ヨーロピアンとは、1レーンのみを使って投げることです。
すなわち、自分が投げるレーンが「◯番レーン」というように固定されています。
一般のハウスボウラーが投げる時は自分が投げるレーンが決まっていますよね。
たとえ、1ボックス(2レーン)借りて投げたとしても、左右どちらのレーンで投げるかは個人で決まっているはずです。
このように、一般的に浸透しているのがヨーロピアンという方式です。
アメリカン方式[競技向き]
アメリカンとは、BOX間で左右のレーンを交互に使用します。
実際に画像で見てみましょう!
第51回 全日本女子の決勝から抜粋です。
1ボックスに2名の選手が登録されています。
坂本かやPの第1フレーム↓
右側のレーンからスタートです。
一般的にスコア表の上に配置された人から投球が開始されます。
このフレームは見事ストライクが出ました!
続いて、寺下智香Pの第1フレーム↓
見事スペアをとりました。
ここまではヨーロピアンと一緒の流れですよね。
さて、ここからがアメリカンの特徴です。
坂本かやPの第2フレーム↓
第1フレームは右側のレーンでしたが、左側のレーンで投球しています。
このあと、寺下Pは右側のレーンとなります。
アメリカン方式のメリット
なぜこのように方式があるかというと、レーンによる難易度の差を公平にするためです。
オイルが引かれたばかりであっても、レーンによって木材の消耗や微妙な違いがあり、全く同じ状態にはできません。
そこで、同じボックスに入った人の中で、右側のレーンと左側のレーンをどちらも使うことによってレーンの個体差による影響を軽減します。
マイボウラーは練習の時からアメリカン
プロチャレンジや競技会は基本的にアメリカンで行われます。
そのため、普段からアメリカンで2レーン攻略を意識しておいた方がいいでしょう。
ただし、ボウリング場が混雑しているときはヨーロピアンをお願いされる場合があります。
私が働いていたボウリング場も、混雑時はアメリカンをご遠慮いただいてました。
店員さんになんて言えばいいの?
申し込み用紙だす時に「アメリカンでおねがいします」と一言添えればOKです。
ヨーロピアンで投げたい時は特になにも言わなくていいでしょう。
まとめ
ヨーロピアン→投げるレーン固定
アメリカン→ボックス内で交互のレーンを使う
目的や用途によって使い分けできるようになれば一流です(^o^)